学生連合は、魔界孔の発生による特体生の出現と日本政府の消滅によって
著しく低下した日本の治安を回復・管理するために、
学聖歴二年、一人の学生が代表となって創立された組織です。
資金面での援助は岡耶麻の姫乃宮学園を通じ、姫乃宮グループが行いました。
初代学連総長が全国の特体生をまとめ上げ、日本は健全な管理体制のもと次第に
良好な治安状態に向かうかと思われました。
ところが学聖歴九年、二代目学連総長・姫乃宮轟火が何者かに殺害されます。
表面上、何も変わらないように見えた各組織でしたが、この事件をきっかけに
学連の管理下から離れていきます。
事態を重く見た二代目総長・姫乃宮轟火の妹、姫乃宮華苑は自ら総長代行を買って出ます。
ですが、すでに形骸化した学連の体制に従う組織はほとんどおらず、無力です。
組織間・学園間での抗争が数を増し、治安は次第に下がり始めます。
それでもどうにか日本の治安状態を改善しようと、総長代行である姫乃宮華苑は
各勢力に働きかけています。
学連本部のある岡耶麻、姫乃宮学園は大企業・姫乃宮グループによって
運営される私立学園(女子専門)です。
(※樟葉真央は特別例外として在籍)
学連に強力な支援を行っている姫乃宮グループ(旧姫乃宮重工)は
かつて重工業によって成功した企業でしたが、魔界孔の発生によって起きた
経済崩壊に一時没落します。
その後、他企業を抜いていち早くBストーン加工・精製業に着手し、
現在では国内におけるBストーン加工シェアの76%を占めます。
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