「はぐう……うううううふ…」
時報とともにドレス姿のアドルフが
公共放送の画面に映し出される。
アドルフは大股開きでドクツ国旗の上に座り、
無毛の花弁を自ら恥ずかしげもなく拡げていた。
両の乳首の先には金色のピアスを通され、
数多くの歌で人々を楽しませた唇はギャグに塞がれ、
声にならぬ呻きと唾液をだらしなくこぼしている。
「ふうう…ほううっ…」
『全宇宙の皆さん、お待たせしました…
宇宙のアイドル、レーティア・アドルフ、
オナニーショーの時間です…』
と、同じくアドルフを名乗る者の声が
スピーカーから聞こえてきた。
『今日は、この私…レーティア・アドルフが
イクまでの映像を…CMナシのノーカットで
私自身の実況でお届けします』
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